世田谷Nakamachi WEB MAGAZINE

Report 「Work・Live・Play」のミックスドユーズな街

「Work・Live・Play」のミックスドユーズな街
ポートランドの街並み

ポートランドの街を歩いていると、ついつい時間を忘れてしまいます。新旧入り乱れた建物に、人々で賑わうカフェやレストラン、街中の至るところに描かれたアート、ちょっとした遊び心を感じるオブジェなど…。街を構成するあらゆる要素が、次から次へと五感に訴えかけてくるのです。

これらは決してたまたま出来上がったものではなく、実に巧妙な街づくりの戦略のもとに仕掛けられたものでした。

街を安全で楽しいと思えるかは、人の視界に入る“地上から30フィート(約9m)の世界”で決まるとして、あえてその空間に様々な仕掛けを講じ、街のブロックも約200フィート(約61m)と他の都市の約半分に制限しているんです。視界に入ってくる景色が次から次へと変わっていくのは、このためでした。

そんな街づくりのコンセプトは「徒歩20分圏内のネイバーフッド」。Work、Live、Play(仕事、日常、遊び)の活動を徒歩20分位のエリア内で行えることを目標に、街が設計されていたのです。

世界的に注目される「パールディストリクト」

パールディストリクトの街並み

ポートランドの中心街に当たる「パールディストリクト」は、70年代まで鉄道貨物の倉庫基地でした。その後、貸倉庫街としてたちまちアーティストたちのホットスポットへと変貌を遂げます。そして、そんなアーティストたちの作品を、光り輝く真珠に見立てて「パールディストリクト」と名付けられたといいます。

しかし、郊外への住宅開発が進み、市街地の空洞化が進むと、徐々に治安も悪化。パールディストリクトも寂れた倉庫街という雰囲気になっていったそうです。

市街地の荒廃に悩んでいた市と地元ディベロッパーが一体となって、都市再生に乗り出したのは1990年代半ばのこと。その時に目指したのが、「職・住・遊を融合したダイバーシティを構成すること」でした。

古きを活かし、環境に配慮した街づくり

Brewery Block

それをまさに体現しているようなエリアが、パールディストリクトの一角にあります。「Brewery Block」と呼ばれる通り、かつてはビールの醸造所として使われていた場所で、今やオフィス、住居、商業施設が同居しています。

目を見張るのが、かつてのブルワリー工場としての体を残しながら、新しい使われ方がされていること。再開発を手掛けたのは、ポートランドで40年以上の歴史を持つディベロッパー、GBD社です。

「ブルワリーはポートランダーにとっての心の象徴のようなものでした。街の記憶を残すことは、そこに住む人たちにとって重要なこと」

そう話すのは、開発に携わったGBD社のブルース・ブラウン氏。実際に、そのブルワリーの跡地に入居しているのが、GBD社そのものでした。古い建物をそのまま残すだけではなく、耐震補強は元より、バーカウンターの設置など、中で過ごす人が快適に過ごせるようなギミックが節々に光ります。

24時間、街では常に何かが起こっている

The Gerding Theater at the Armory

「建物を作るのではなく、人のライフスタイルやコミュニティをディベロップすることを心がけました」とブラウン氏が話すように、敷地内には近隣住民も集いやすいよう、カフェ&レストラン、さらには劇団シアターまでが整備されていました。

「The Gerding Theater at the Armory(アーモリー・ガ―ディング・シアター)」と呼ばれる劇場も、かつてはオレゴン州兵訓練所の兵器庫として使われていた歴史的建造物をあえて残し、エンターテイメント性の高いスポットへと変革させた事例です。

このように、働・住・遊のミックスドユーズな街づくりによって、24時間、街では常に何かが起こる状況になったといいます。事実、ブルワリー時代には100人ほどしか関わっていなかった場所が、今や1000~1200人の人が滞在するエリアへと変貌を遂げました。

さらに特筆すべきは、「Brewery Block」内にある7つの建物のすべてが、一つの冷却システムで管理されており、CO2排出量が抑制されていること。サステイナビリティを意識した街づくりは、環境に配慮した街づくりや建築物などに与えられる認証システム、「LEED認証」を受けていることからも証明されていました。

ポートランドは一日にしてならず

ポートランド在住のメリルさんご一家

Merril(メリル)さんご一家も、そんな環境を求めてパールディストリクトへやってきた一組。第一子が生まれたことをきっかけに、「子供との時間をもっと大切にしたくなった」と、2014年6月にニューヨークからポートランドへ移住されました。

ニューヨークでの暮らしとの違いについて伺うと、

「ニューヨークも多様性があり、面白い街。ただ、ポートランドほど治安は良くないし、競争過多で、心にゆとりが持てませんでした。その点ポートランドは、少し郊外に出れば自然もあるし、コンパクトだから歩いてどこへでも行ける。近隣の人たちと顔を合わせる機会が増えた分、安心感も増しました」

と話してくれました。

最近では第二子も生まれ、仕事に精が出る一方、子供の成長について考えるコミュニティ活動にも関わるようになったというメリルさん。動物園やミュージアム、シアターなどへもよく足を運ぶんだとか。こうした郊外と都心部の要素を、生活圏内で楽しめるというのも、ポートランドが住みたい街として選ばれ続ける理由のひとつなのかと感じました。

このようにハードのみならず、ソフトもデザインされながら造られてきたポートランドの街づくり。そして、それに呼応する形で集まってくる人たち。「ローマは一日にしてならず」ではありませんが、ポートランドの今の姿を見て、改めて、街づくりにはダイバーシティの視点が大切だということを実感しました。

ポートランドの街づくりを参考にした
ブランズシティ世田谷中町・グランクレール世田谷中町での暮らし

ポートランドで学んだ「古くからの形を活かしながら、現在の暮らし、未来の暮らしを考える」という点を世田谷中町の街づくりでは下記のように活かします。

イーストコミュニティガーデン完成予想図

イーストコミュニティガーデン

桜をはじめとする土地の記憶を継承する既存樹を配したコミュニティガーデン。
以前この地にあった社宅の、あふれる緑や満開の桜、
心地よい空気感までを継承し新しい街の風景として受け継いでいきます。

分譲マンションとシニア住宅の複合開発となる
東急不動産の新しい街づくり

ブランズシティ世田谷中町|分譲マンション
グランクレール世田谷中町|シニア住宅
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特派員レポートについて

※掲載の写真は2016年1月に撮影したものです。※掲載の完成予想図は図面を基に描き起こしたもので、多少異なる場合、または変更となる場合がございます。また、併設するグランクレール世田谷中町も表現しております。雨樋、給気口、スリーブ等、一部再現されていない設備機器がございます。外壁タイルを再現するために、実際のタイル目地とは異なる大きさで表現しています。タイルの大きさ等は「ブランズシティ世田谷中町」ゲストサロンにてご確認ください。完成予想CG で表現されている植栽は計画段階のものであり、変更になる場合がございます。また葉の色合いや枝ぶりや樹形は想定であり、竣工から育成期間を経た状態のものを描いております。完成予想CG では、建設地周辺の建物や、電柱、その他の部分について白線にて表現している部分がございます。予めご了承ください。

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