世田谷Nakamachi WEB MAGAZINE

Urban & Nature 東京産のパッションフルーツ!? 400年以上の歴史を誇る、“江戸東京野菜”が都市の緑を守る 2016.01.18

東京産のパッションフルーツ!?400年以上の歴史を誇る、“江戸東京野菜”が都市の緑を守る

“京野菜”のように、それぞれの土地で生産されてきた野菜に、各地名が付けられていることがあります。実は、東京都内でも江戸東京野菜と呼ばれ、栽培され続けている野菜があるのをご存知でしょうか?

その名は、「江戸東京野菜」。その歴史は古く、江戸と改名された時、つまり400年以上前から野菜が作られ、現在も生産が続いています。

しかし、「東京の野菜」と聞くと、「自然が少ない東京で野菜が育つの?」「交通量が多い東京で育った野菜って、美味しいの?」と幾つも疑問が生じるのではないでしょうか。

大都会が故、野菜や果物を生産していると聞くと、常にマイナスなイメージが伴ってしまいますが、実は東京の野菜が、街の緑を守るということに繋がっているのです。

東京で約400年間も生産され続けている“江戸東京野菜”

江戸東京野菜とは、東京で生産されている野菜の総称であり、多くは個別に土地名が付いています。例えば、“練馬大根”や“品川かぶ”、“寺島なす”。

東京の野菜と聞くと、奥多摩などで生産されているイメージを抱くかもしれませんが23区内、そして小笠原でも生産されているのです。

東京と聞くとどうしてもコンクリートジャングルを想起しますが、東京には関東ローム層という火山灰土が広がっています。この特徴として、耕土が深く、水はけも良いので、根菜類が育ちやすいというものがあります。根菜の中でも大根に至っては練馬や亀戸、大蔵とそれぞれの土地で400年以上も生産され続けています。

野菜こそ鮮度が大切。交通網が発達する東京だからこそできる地産地消

野菜をおいしく食べる方法、それはやはり、採れたて、特に早朝に収穫した“朝採れ”に限ります。

野菜は収穫された後も、葉から呼吸を行なっています。この呼吸は、野菜の持つ栄養分を消費して行なっているため、時間が経てば経つほど、栄養分が失われ、鮮度が落ち、味も低下してしまうのです。なので、朝に収穫した野菜が最も養分が多く、美味しい、ということになりますね。

そう、東京都民は最高の状態で野菜が食べられるのです。交通網は当然発達していますから、その日の朝に収穫された野菜は午前中には店頭に並び購入することができます。また、農家や市場が連携することで、生産地から直送する取り組みが行われており、新鮮な野菜を都内の至る所で手に入れることが可能になるのです。

地方にはない、“都会”という便利な所を逆手にとった江戸東京野菜は、各地方から出荷され、私たちが日常的に食べている野菜よりも新鮮と言えるでしょう。

朝採れだけではない、東京産というブランドに隠れる美味しさのヒミツ

約400年もの間、野菜を生産し続けられるということ、それは「その土地で長く作られている=風土に合った野菜を作っている」と意味も持ちます。

地方から東京に運ばれている多くの野菜は、日持ちするように品種改良が加えられ、安定して大量に生産しやすいようになっているモノもあると聞きます。それに比べ、江戸東京野菜は大きな品種改良も加えられていないため、天候や病気などにも左右されるため収穫量は安定しません。

しかし、その分複雑な味になっているという特徴を持ちます。この複雑な味とは、江戸東京野菜独特のもので、他の地方で採れた野菜とは違うと、口にした消費者は声を揃えて言います。

さらに、江戸東京野菜は広大な土地のある地方とは違い、小規模での生産が基本。小さな畑は住宅街の中や、学校などの建物に囲まれていることが多いので、虫が少なく、農薬はごく少量、あるいは全く使わずに育てられることも多いので実は安心して食べることができます。

そしてその種類も地方と遜色がないほど豊富。東京は本州の真ん中に位置しているため、暖かい気候の南から、寒冷地の北、それぞれの土地で野菜を生産することが可能です。そのため、他の地域よりも幅広い野菜を一年通して生産されています。

また、東京の南東に位置する小笠原諸島は、沖縄に似た気候のため、最近ではパッションフルーツなどの珍しい果物も作られるなど、時代と共に生産されている野菜や果物の数を増やしてきました。

東京の野菜が、都内の緑を守る

東京は一年中野菜を栽培することに長けている土地であり、その土地ごとに様々な野菜を栽培しています。小規模な畑ではあったとしても、都内では貴重な緑資源です。

そう、東京の野菜を買い続けること、それは都内の農家の支援にも繋がり、結果的に緑、そして自然の保護に繋がるのです。買うことで、食べることで応援する。しかもその野菜は、極めて美味。

地方の野菜=美味しいというイメージをお持ちの方も、この記事を読んで少しは気持ちが変わったのではないでしょうか?地産地消、それは地方だけの言葉ではありません。日本一の都会である東京でも、それは体現できるのです。

分譲マンションとシニア住宅の複合開発となる
東急不動産の新しい街づくり

ブランズシティ世田谷中町|分譲マンション
グランクレール世田谷中町|シニア住宅
ご応募いただいた方にもれなくしあわせなまちの条件とは?ブランドブックプレゼント!ご応募いただいた方にもれなくしあわせなまちの条件とは?ブランドブックプレゼント!
SHARE ON
  • facebookでシェアする
  • twitterでつぶやく
  • google+で+1する